元産経学園・NHK文化センター・よみうり文化センター・池袋コミニュティカレッジ講師。
著書に『いまに生きる インドの叡智』
善本社・1999年 『シヴァーナンダ・ヨーガ』善本社・2001年がある。
わたくしとヨーガとの出会いは、1972年に遡ります。最初にヨーガを習った教室は今はもうありませんが、「現代の寺小屋塾・人間学校・神田寺塾」というところで、指導してくださったのは田原豊道先生でした。
やがて、藤田鳳子先生に教えていただく機会があり、ヨーガの奥深さと神秘さを知りました。
故佐保田鶴治先生が東京にいらっしゃったときは、しばしば東京駅に出迎えに行かせていただき、先生の知識はもちろんのこと、そのお人柄にはたいへん敬服させられました。
藤田先生や佐保田先生の影響で、ヨーガを学問的にも勉強したいと思っていたわたくしは、1977年4月より「東方学院」で故中村元博士のインド思想史の講義を受けることにしました。

1977年11月2日、はじめてインドに旅行しました。インドでは、いくつかのヨーガの施設を見学し、滞在することが出来ましたが、なかでも、シヴァーナンダ・アーシュラムの滞在は感動と驚きの連続でした。すでにスヴァーミー・シヴァーナンダは亡くなられていましたが、シヴァーナンダという方の存在を知ったことは、わたしのその後のヨーガに大きな影響を与えました(シヴァーナンダに関しては『シヴァーナンダ・ヨーガ』を参照してください)
また、シヴァーナンダ・アーシュラムでは生まれてはじめてキールタンというものを知り、たいへん感激しました。キールタンとは楽器などを使って歌う、インド版の讃美歌のことです。インドからハーモニュームという楽器を持ち帰って、機会あるごとにキールタンを紹介しましたが、わたしの音楽的技術の未熟さもあってか、当時はなかなかキールタンの素晴らしさを伝えることが出来ませんでした。しかし今日ではキールタンの楽しさを理解して下さる人が増えてくださり、ヨーガ・サンガティ・グループでも「キールタンの集い」を行なっています。

1981年、さらにヨーガやインド哲学を学びたいと思い、東洋大学のインド哲学科に入りました。以前より仏教関係の講演会などで、東洋大学教授の金岡秀友先生の話を聞いてたいへん感銘を受けていたというのも大きな理由です。
1999年、日本ヨーガ学会から独立し、ヨーガ・サンガティ・グループを作りました。
ヨーガ・サンガティ・グループを作ったのは、いつでもヨーガやインドの雰囲気に接することが出来る場を作りたかったからです。そして、わたくしが長年勉強させていただいたヨーガを一人でも多くの人と一緒に学びたいという思いからです。
1999年には、それまで講義に使っていた資料をまとめ、善本社より『インドの叡智』として出版しました。初めての出版にもかかわらず、ひろさちや先生より推薦文を頂いたこと、マザー・テレサと親交のあった写真家沖守弘先生のヒマーラヤの写真を表紙に頂いたことはたいへんな喜びでした。
2001年には、最も尊敬する聖者シヴァーナンダという人を一人でも多くの人に知っていただきたいという長年の気持ちが実を結び、『シヴァーナンダ・ヨーガ』を出版することが出来ました。
ヨーガが、身体や心や情緒に与える影響は多大なものがあります。これからは、女性はもちろん、ストレスの多い男性や、精神的なものに接することの少ない若い人にも学んでいただけたらと思います。